裁断(CAD)
サイズやデザインの型紙(パターン)作成には、CADを使用しています。
個人のデーターが入るとコンピュータが自動的に各パーツのサイズを決めます。
CADを使うことにより、作業する人による製品の仕上がりのばらつきがなくなります
裁断(CAM)
CAMは、CADでデータ化された採寸情報を元に生地の裁断がなされます。襟や袖、背中、見頃、ポケットのフタなど、小さなパーツ一つに至るまで極めて正確に裁断するため、機械で裁断していきます。
縫製(衿)

衿(裏側)と芯地を一緒に縫い合わせていきます。
この時点では、表の生地が裏っ返しの状態で袋状となります。
衿の部分は、左右の柄が同じになるように手作業で調整します。
最後に、衿先は先端の尖った特殊な器具で裏返して、左右の衿先を同じようにし衿のパーツを完成させます。
縫製(カフス)
芯地を糊付けし生地に貼り、カフスの地縫いをします。
衿と同様に裏返して形を整えます。表側にボタンを付けてボタンホールを開け、カフスを完成させます。
縫製(ポケット)
ネックサイズによって、ポケットの位置が変わります。ひとりひとりのお客様に合わせて最適な場所に縫い合わせています。
縫製(前身頃)
画像は、前立の部分のパーツを縫製しているところです。
前立は、柄の中心にボタン穴がくるように、身ごろと帯の柄が1枚布になるように縫製します。
組立(袖付け)
身頃と袖を縫い合わせていきます。
表側から縫い付けるため裏側が見えず、カーブしている曲線を均等に縫うには熟練の技術が必要です。生地をつかみ少しずつ出すようにして縫っていきます。
組立(衿)
縫製して縫い合わせる部分の長さが異なるので、衿と身頃をキレイに縫い合わせには、特に技術を要する箇所です。
組立(カフス)
袖とカフスの縫い合わせは、プリーツを入れながら縫い合わせます。
組立(裾の仕上げ)
裾は巻きながら縫い合わせて仕上げていきます。
カーブしている裾の巻き具合は指先の感覚で縫わなければいけないので、高い技術が必要です。
組立(ボタン付け)
機械で正確な位置にボタンを取りつけていきます。
検品(仕様検品)
仕様検品は、デザインやカフスの形など、様々な仕様の確認を行います。間違いが無いように、二人一組で検査をしていきます。
検品(サイズ検品)
ひとりひとりサイズの違うオーダーシャツ!
仕上がりの大きさが、採寸したデータと間違いがないかチェックしていきます。
検品(外観検品)
外観検品。出来上がったシャツにキズや汚れ、縫製がしっかりできているかなど、シャツの外観をチェックしていきます。
仕上げ(アイロン)

検査の終わったシャツは、一枚一枚丁寧に仕上げの作業に入ります。アイロンがけは、首、袖、ボディーと各パーツごとにかけていきます。
仕上げ(検針
出来上がりのシャツに針が残ってないか、この機械を通してチェックします。
どんな小さな金属でも混入していれば、この検査を通過することはできません。
完成
はじめは1枚の生地からはじまった工程も、数々の工程を経て1枚のシャツが出来あがりお客様のお手元へ届きます。